食品工場や医療施設などで使用されるNaclo(次亜塩素酸ナトリウム)とオレアASFA(次亜塩素酸分子)との違いとは

 

【次亜塩素酸ナトリウム】の主成分である
次亜塩素酸イオン(OCl-)と【ASFA】の主成分である次亜塩素酸(HOCl)は元々は同じものです。
これらはpHによって変化する成分でpHが高くなれば右側の(OCl-)へ、pHが低くなれば左側の(HOCl)へ変化します。

【ASFA】は(OCl-)よりはるかに反応速度が速いので高速で対象に反応して素早く分解しますが(OCl-)は反応速度が遅いのでゆっくり反応します。
例をあげるとASFAの匂いはすぐ消えますがハイターの匂いはかなり長い時間残ります。これはハイターの主成分である(OCl-)の分解が遅いからです。

ASFAの高い安全性の理由も反応速度の速さが関連しています。
主成分である次亜塩素酸が対象を素早く除菌・消臭分解して塩素が残留しない事から強力な除菌・消臭力があるにも関わらず高い安全性も確保されているのです。

ノロウイルス対策の12%の次亜塩素酸ソーダ200ppmをpH7.0の水で希釈した時、pHは9.0前後のアルカリ性になります。
このpHの範囲ですと、有効除菌成分の(HOCl)の存在比は10%程度しかありませんが、これを、pH7.0以下の弱酸性にすると、存在比は70~100%へと飛躍的に高まり、除菌力が強化されます。


【ASFAは除菌力の強いが、皮膚や粘膜への影響のない
pH6.8~6.9の微酸性にて生成されています。】